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21/11/07 ユメモナクオソレモナク
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”エヴァ”と”らっきょ”と”ガリア戦記”と”今はもうない”を一日で消費すると不思議な気分になります。

ガリア戦記の作者が、政治家、戦略家、文筆家、法律家として傑出した存在で、人類最高峰の知恵を有していたことは衆知だが、”らっきょ”の世界観で言うと人を殺しすぎている男であり、”今はもうない”の世界観で言うと彼は偽りなさ過ぎであり、エヴァの世界観で言うと、「そういえばこいつ、ローマ世界の慣例として死語は神様に祭り上げられてたなぁ。ならコイツが神か!」なんて考え出す始末。あぁ、こんなにも面白い人間が二次元じゃなく三次元で存在していたなんて。これだから大好きだよ人間。

そうそう、二次元に勝る面白い人間で言うなら、アレクサンダー大王とチェーザレボルジアを外すわけにはいかない。

アレクサンダー大王に関しては説明不要、歴史上”無敗”を誇ったただ一人の大王。イッソスの会戦は数にして十倍の敵を討ったということだけに着目しても英雄譚に相応しいが、それまで支配者階級出身者が多く、そのためにお荷物となりがちだった騎兵に戦士を乗せ、戦力化するという、”それまで誰もが目にしながらも、誰もが気づかなかった事実”に気づいた知力、また騎兵を平民出身者へと変えることを支配者階級に強いた説得力、そして二万という大群を有機的に動かすことを可能にした統率力、自身騎馬し続けながらも戦うことが出来たという肉体上の耐久力、これら全てが一人の人間に備わっていたという事実が明らかになったことこそが、イッソスの会戦の本質だ。自国領土を守るために有効な手段の一つとして、侵略者の後背湿地、すなわち”敵国を徹底的に叩く”がある。これを延々繰り返したらインドまでたどり着いたなんて、どんなギャグですか大王。
ちなみにマケドニアの位置を知らん不届きモノが大勢いるだろうが、マケドニアとは、わかりやすく大ざっぱに言うなら地図上でイタリアの右の右の右。旧ユーゴスラビアに位置する。

そしてマケドニアからインドへ至るには、ギリシャ、トルコ、シリア、イラク、イラン、パキスタンと渡り歩く必要がある。この旅程を正確な地図なしで旅した熱い男。ヨーロッパの人と言うよりはむしろアジアの人。是非頑張って日本まで来て欲しかった!(<無茶です)

現代文明に入ってから、彼を超える距離を自身の肉体のみで踏破した人はランス・アームストロングと、ローマの支配領域を実際に自転車で見て回ったという歴史家モムゼンぐらいじゃね?

一方で、チェーザレ、この人は、ルネッサンスのイタリアに生まれた人で、奪う・学ぶ・殺す・戦う・創る・犯すの全てを最高レヴェルで行った男だ。もしルネッサンス時代の登場人物全員を巻き込んだ総合能力の個人戦などというものがあったとしたら、その決勝戦はレオナルド・ダ・ヴィンチとチェーザレ・ボルジアだと思っている。

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