21/11/07
ユメモナクオソレモナク
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愛が足りない!(ブログへの)
というわけでこんばんわ。院試?何それ美味しいの?ハハハハ、なんのことか知らんなぁ。
そういうわけで今日はブログでは珍しくトピック形式でゴー。
●『Ever17』(PC)
久々のギャルゲー。海底に作られたテーマパークを舞台に、そこに主人公達が閉じ込められるという近未来SF物語。存在がどうのとか時間軸が~なんて話を中心に展開するのだが、いわゆる恋愛物語では全くないので要注意。
いや、個人的にはプレイ中に「そ、空ぁああああああああああああああ!!」とか「つぐみぃいいいいい!!」とか叫んでたけど、いや叫びはしないけどテンション上がりっぱなしでした。
だがメインはちょっと違う。
この物語の構成が素晴らしかった。読者というかプレイヤーを完全に裏切ってくれるという、小説にもアニメにも漫画にも出来ない表現をしてくれた。最後はやや辻褄合わせが過ぎたきらいがあるけど、その構成には十分驚かされた。
2000円でこれができるなら買いです。
左はPS2用、右はPSP用らしい。まぁ俺はPCでやったがな。
●8月の1冊『近代科学を超えて』(村上陽一郎)
なんとなくその月読んだ中で一番刺激的だった1冊だけでも紹介してみようかという初志をぶっちぎったようなトピックを立ててみた。
そもそも俺みたいな複数冊平行して読んで、読み終わるときは10冊ぐらい同時に読み終わる奴に半分以上の本のレビューとか期待する方が筋違い!ぷげりゃぁ!!(<開き直りやがった)
というわけで今回は一冊目、科学史について研究されている村上陽一郎氏の1冊。
科学史というと、科学そのものを研究しているわけではないので、では科学になんの貢献もしていないかというとそういうわけではない。
一般によく言われているように、科学というものは非連続的に発展するです。ある一つの上位概念を共通の基礎としてその中で科学は成熟し、成熟し切ると次の上位概念を生みだし、移っていくという。
これは決して連続的な行いではないです。というのも上位概念から新たな上位概念を生み出すにはそれまで基礎だと信じ込んでいた概念を否定しなくてはなりません。これはそれを当然の所与としてその上位概念の元で科学を成熟させていた人間にとってはかなり難しい事です。いくら上位概念を基礎として研究をしたとしても新たな上位概念を獲得する事では気ない。ニュートン力学の中で物理学を研究していても相対性理論は生まれない、ということです。
具体的には今挙げたニュートン力学や相対性理論なんていうのものが上位概念にあたり、今物理学でホットな上位概念は量子力学やカオス理論でしょう。
とまぁそう言う具合に科学史を紐解くということは科学の進歩に対して次に必要な事は一体何であるかを明確にしてくれるコンセプトのようなものです。このコンセプトのお陰で俺のような一般人であっても次の上位概念の交代(=パラダイムシフト)には基礎概念を疑う事が、つまり相対性理論を虚心坦懐疑っていく事が大事だという事が判るわけです。これはかつてならニュートンやガリレオ、コペルニクスなどの天才が偶然引き起こしていた革新をシステム化したということです。勿論現実にはとても困難なことがありますが、少なくとも今の物理学は次の革新を行うために”意図”して努力をしている。
さて、村上氏は本書の中で近代科学がどういった歴史の上に成り立ってきたかを教えてくれる。そしてその上でこれからの科学がどのような方向へと発展していくかも。さらに欧米など西欧の学者とひと味違う切り口なのは、そこに東洋思想を引き入れていることです。人と自然を分けたのだが西欧ならば、自然は人を内包しするとしたのが東洋思想。そしてその向かう先としての今後のあるべき姿、発展していくだろう学問などなど、まぁそんなことについて書いてあります。
個人的にはシステム論と分析思考論の2種類の対比が面白かった。システム論的な学問を志す自分に必要な警鐘を鳴らしてくれたように思う。
本日は以上。あー疲れた。
というわけでこんばんわ。院試?何それ美味しいの?ハハハハ、なんのことか知らんなぁ。
そういうわけで今日はブログでは珍しくトピック形式でゴー。
●『Ever17』(PC)
久々のギャルゲー。海底に作られたテーマパークを舞台に、そこに主人公達が閉じ込められるという近未来SF物語。存在がどうのとか時間軸が~なんて話を中心に展開するのだが、いわゆる恋愛物語では全くないので要注意。
いや、個人的にはプレイ中に「そ、空ぁああああああああああああああ!!」とか「つぐみぃいいいいい!!」とか叫んでたけど、いや叫びはしないけどテンション上がりっぱなしでした。
だがメインはちょっと違う。
この物語の構成が素晴らしかった。読者というかプレイヤーを完全に裏切ってくれるという、小説にもアニメにも漫画にも出来ない表現をしてくれた。最後はやや辻褄合わせが過ぎたきらいがあるけど、その構成には十分驚かされた。
2000円でこれができるなら買いです。
左はPS2用、右はPSP用らしい。まぁ俺はPCでやったがな。
●8月の1冊『近代科学を超えて』(村上陽一郎)
なんとなくその月読んだ中で一番刺激的だった1冊だけでも紹介してみようかという初志をぶっちぎったようなトピックを立ててみた。
そもそも俺みたいな複数冊平行して読んで、読み終わるときは10冊ぐらい同時に読み終わる奴に半分以上の本のレビューとか期待する方が筋違い!ぷげりゃぁ!!(<開き直りやがった)
というわけで今回は一冊目、科学史について研究されている村上陽一郎氏の1冊。
科学史というと、科学そのものを研究しているわけではないので、では科学になんの貢献もしていないかというとそういうわけではない。
一般によく言われているように、科学というものは非連続的に発展するです。ある一つの上位概念を共通の基礎としてその中で科学は成熟し、成熟し切ると次の上位概念を生みだし、移っていくという。
これは決して連続的な行いではないです。というのも上位概念から新たな上位概念を生み出すにはそれまで基礎だと信じ込んでいた概念を否定しなくてはなりません。これはそれを当然の所与としてその上位概念の元で科学を成熟させていた人間にとってはかなり難しい事です。いくら上位概念を基礎として研究をしたとしても新たな上位概念を獲得する事では気ない。ニュートン力学の中で物理学を研究していても相対性理論は生まれない、ということです。
具体的には今挙げたニュートン力学や相対性理論なんていうのものが上位概念にあたり、今物理学でホットな上位概念は量子力学やカオス理論でしょう。
とまぁそう言う具合に科学史を紐解くということは科学の進歩に対して次に必要な事は一体何であるかを明確にしてくれるコンセプトのようなものです。このコンセプトのお陰で俺のような一般人であっても次の上位概念の交代(=パラダイムシフト)には基礎概念を疑う事が、つまり相対性理論を虚心坦懐疑っていく事が大事だという事が判るわけです。これはかつてならニュートンやガリレオ、コペルニクスなどの天才が偶然引き起こしていた革新をシステム化したということです。勿論現実にはとても困難なことがありますが、少なくとも今の物理学は次の革新を行うために”意図”して努力をしている。
さて、村上氏は本書の中で近代科学がどういった歴史の上に成り立ってきたかを教えてくれる。そしてその上でこれからの科学がどのような方向へと発展していくかも。さらに欧米など西欧の学者とひと味違う切り口なのは、そこに東洋思想を引き入れていることです。人と自然を分けたのだが西欧ならば、自然は人を内包しするとしたのが東洋思想。そしてその向かう先としての今後のあるべき姿、発展していくだろう学問などなど、まぁそんなことについて書いてあります。
個人的にはシステム論と分析思考論の2種類の対比が面白かった。システム論的な学問を志す自分に必要な警鐘を鳴らしてくれたように思う。
本日は以上。あー疲れた。
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ウラワカギミ
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非公開
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読書、物語・評論・詩・ビジュアルノベルなどジャンル問わず頭の中で展開する人です。
身体はエロゲとレッドブルで出来ている・・・・。
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